氏より育ち? いや、氏も育ちも。

氏より育ち? いや、氏も育ちも。

写真は、真珠専門店の未完成の真珠ネックレスの束

「氏より育ち」とは家柄や血筋よりも、育った環境や教育、しつけの人間形成が重要であることを示すことわざです。人の品格や行動は、生まれより育ちで決まるという事です。

しごくもっともな話です。しかしとんでもなく「高貴な」生まれでなくても、それなりの「氏」はその後の価値の形成に影響すると思っています。氏そのものも育ちに影響することがありそうです。

写真はアコヤ貝から生まれる真珠。真珠の芯は真珠ではありません。通称「ドブ貝」と言われ、一般にミシシッピー産の淡水貝を削って作った球体です。

これがアコヤ貝に埋め込まれて、小粒だの、大粒だのの真珠が生まれます。

そうなのです。真珠の中身は真珠ではありません。しかし、一所懸命、まずアコヤ貝を育てます。そして核を入れる。アコヤ貝の稚貝を育てることがすでに大変。

そして育った貝に核を入れるのです。
いわば核は真珠ではない。しかし、「偽物?」が素晴らしい真珠に育つのです。

トラッドもなんとなくこれと同類。ストーリーがある、こだわりがある、それを時代感でイノベーションする。原点とイノベーションは永遠に一体。氏も育ちも、どちらも一体です。


写真はクラシカルモダンなペーパーコード(座面は紙紐)の椅子。子供用も本物です。

子供だから安物で済ませる、そういう発想もあります。でも子供だからこそ、何も知らない時分に良いものに触れる。それが大人になって、違いを生む結果になるときがあります。

高価なものでなくてもいいと思います。ただし「その心は本物か」が大事だと思います。

近頃、オリーブの木を街角や店先でよく見ます。でもびっくりしました。樹齢250年のオリーブの木が店先にありました。幹は大木です。大事にしているのだなあと感心させられました。


写真はタバコ屋さんの店先で250年間、時代を見てきたオリーブの大木。
その生き様に頭がさがります。

杉やヒノキの大木。黒松や五葉松などの年代物盆栽は多くあります。しかし、ヒョロッとした木々を店先でよく見かけるオリーブ。こんな大木は見たことがありません。江戸時代も経験してきたのですね。恐れ入ります。氏も育ちも大切だと思いました。


写真は、大人も夢中になる鉄道模型。材質は真鍮です。汽車は数十万円します。

もともと鉄道模型は「O オーゲージ」が始まりでした。O ゲージは線路幅が32mm。
写真はHOゲージ(ハーフ・オブ・オーゲージの事)で線路幅16,5mmが国際基準です。
そしてその半分のNゲージ(ナイン。9mmからとった)もあります。

小さくても細部まで緻密なHOゲージは大人になってもやめられません。家の中にジオラマを作る方もいます。もちろん切り替え(ポイント)も自動です。子供のまま大人になったのか。HOゲージに子供のころから出会ったなんて、撮り鉄、乗り鉄でなく何と言ったらいいでしょう。真鍮でできた重量感。趣味人には垂涎(すいぜん)ものでしょう。


写真はPOLO BCSのカジュアルウエアです。私たちはPOLO BCSをこの上ないブランドとして大事にしています。いわば私たちの「氏」だと思っています。

時代は変わります。

変わって当然だと思っています。しかし、変えてはいけないスピリットがあると思っています。私たちのPOLO BCSは時代の風に磨かれて、皆様のニーズに寄り添っていこうと思っています。


写真は、POLO BCSのカジュアルシャツです。少しずつ進化を続けています。

そして私たちは「アフォーダブル」に留意しています。

ブランドとしての「氏」をまもりながら、多くの生活者の「買い求めやすさ(アフォーダブル)」に留意します。

高価廉価でなく。心地の良い価格政策。必要なことは「手を抜かない」。

「見えないこと」を無視しない。私たちは信頼の元が「氏」だと思っています。
こうした意味でアフォーダブルな「氏も育ちも」。どちらも大切だと思っています。

いよいよ時代が加速します。「氏も育ちも」です。
私たちも、伝統の保持とイノベーションに向けて頑張ります。