環境問題とトラッド・ファッションの整合性

環境問題とトラッド・ファッションの整合性

写真はボロノイ図をベースにした子供たちの塗り絵です。(ボロノイは数学者の名前です)

ボロノイ図とは自然界にある、柔軟に境界線をつくる図形です。
(ここでは避けますが、コンビニの勢力図などもここから読み取れます)

この、ボロノイ図、探してみるといっぱいあります。植物の葉の葉脈の多くはボロノイ・パターンです。ハチの巣なども同じ、決まった形があるのでなくその時、その場にいるものに合わせて柔軟に境界線が決まります。

キリンの模様などもボロノイです。トンボや蝶の羽、蜘蛛の巣、魚のうろこ、サボテンの棘の配置もボロノイです。
鉱物の結晶粒界、はてまた乾燥した、泥のひび割れ。すべてボロノイ図を描きます。

絵はボロノイ図を使って、のびのび子供がぬりえをした絵です。

今回は、子供たちの未来を考えながら、課題山積の地球、自然、生活文化、
そしてファッションを考えてみようと思っています。

いま、歴史の中で私たちは劇的な時代に生きています。
激変する地球環境が問い直されています。
「このままではいけない」。未来のある人(子供たち)の視点に立つことが大切です。

環境に負荷を与えている産業の一番はエネルギー産業、二番目は農林水産業と工業的農業畜産業、そして三番目は繊維アパレル産業と言われています。

営みをする以上、なにがしらの負荷は生みます。
しかし、
「困った、悩ましい、仕方がない」ではなく、「できることから始める」「最善を尽くす」
それがPOLO BCSの矜持です。

さあ、マイナスを凌駕するプラスに挑戦です。


写真は銀座のビル改築現場の囲いに書いてあった「素敵な言葉」

銀座の街を歩いていると、素敵な言葉に出会いました。

ここ、
夜には星が見えます。
しばらく歩くと、
海があります。

でした。誰にでもやさしい。ほっこりするメッセージです。
もう少し散歩を楽しむか。という気持ちになります。
歩くスピード。その行為も豊かになります。

環境問題を悩むだけでなく、
ポジティブな視点で考える事が大切な時代になりました。
そうです、楽しく挑戦することも大事です。


写真は100回、洗ったTシャツです。しっかりしているだけでなく風合いも良い。

ファッションは、人々の心を満たしてくれます。
心に、集いに、華やぎをもたらしてくれます。

衣料が体をまもるためのモノだけならば、原始生活の発想です。
私たちは「ファッション」を心も生活も豊かにすべきものと考えています。

しかし、100回も洗ってびくともしない。
これは少し自慢できる新しい生活プライドだと思っています。

環境問題を意識しながら、装いを楽しむ。
伝統さえ守りながら新しいスタイルを楽しむ。それがトラッドだと思います。


写真は夏の綿サッカーのジャケットです。

30年近く前の写真です。ぼけています。しかし今でも服は古くない。

夏のパーティ。少しカジュアル気分でドレスアップ。
しかし気候は暑い。ますます暑くなる夏です。

そんなとき、サッカーやコードレーン、そしてリネン(麻)のジャケットなど、
大正、昭和と一世を風靡していました。気分はクール(カッコイイ)だと思います。


写真は近頃、人気の高まるスポーツ・スーツ

ウエアリングは生活環境や気候に対しても変化し続けます。
トラディショナルもかたくなに立ち位置をまもるだけではありません。

TPO。時、場所、場合のルールを守りながら、時代や社会に合わせて進化する。
それが長く寄り添える要素だと思います。トラッドは環境問題と整合します。

子供たちが、暑さ寒さを感じながら、
絶対に変わらない自然界のボロノイ図を理解している。

私達大人は、「未来を想像」し、バックキャスティングしながら「今を創造」する。

POLO BCSは明確な主張をもって、環境変化に対峙しようと考えています。
すぐそこにある未来環境と子供達と共に豊かに過ごすために。